前回の予告通り、今回で「道は開ける」の考察は終了とします。駆け足にはなりますが、後半部分で印象に残ったところについて書いていきます。ページは文庫版です。
印象に残ったところ一覧
「最も悲惨な人間は自分の肉体と精神を捨てて、別の人間や動物になりたいと願う人である(p206)」
16章に出てくる言葉で、この章では「自分らしく」ふるまう事の大切さが書かれています。有名人のマネや欠点を隠そうとしても芳しい成果に繋がりはしないという忠告もありました。別の誰かになろうとするよりは自分の武器を見つけるのが大切なんだろうと感じます。
※「快活なふりをしてみよう」という主張と矛盾してないかとも思うが、要は背伸びする必要はないよという事を言いたいのだと思う。
「不眠症について悩む事は、不眠症そのもの以上に害がある(p340)」
28章と終盤に出てくる言葉で、不眠に限らず悩み全般に言える事だなと感じます。
要は「悩みに気を取られすぎるな」という話で、ここでは不眠を敢えて治さずに勉強した結果、弁護士として活躍した人の話が出てきます。
無論、病気は治せるなら治すに越した事はありません。ですが、悩みに必要以上に気を取られずに「悩みがあっても楽しく過ごそう、悩んでても良いじゃないか」と開き直るのが一番の特効薬だと思います。
余談。まとめと打ち切った理由
と言う感じでかなり省いて紹介を終えました。
最後になぜ考察を駆け足で終えたかですが、一番は自分の言葉や知識でもっと語っていこうと決めたからです。
※本当はいろいろ理由はあるのだが、書いていてただの愚痴にしかなってないと気付いたので書かない事にした。本書と直接関係ない事というのもある。
最後になりましたが、著者のカーネギー氏を始め関係者の皆様、そして読者の皆様への感謝を述べて本考察を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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